ベルリン・ミュージック・ビデオ・アワード受賞作品「La Bombe」 ZOUがこの作品に込めたメッセージとは

ベルリン・ミュージック・ビデオ・アワード受賞作品「La Bombe」 ZOUがこの作品に込めたメッセージとは

 

 

 

フランス人アーティストZOUが作品に込めた強いメッセージ
Berlin Music Video Awards受賞作品

 

La Bombe

※本作品には性的・暴力的な表現が含まれています。

 

La Bombe

・作品に込められたメッセージとは

あなたはこの作品を見てどう思いましたか?なにを考えましたか?

この作品のストーリーは以下になります。
ジムがティナに呼ばれて大学の屋上に行くと、そこには女性のギャングがいた。ティナを含むそのギャングにジムはレイプされる。終わりには、被害者のジムだけではなく、加害者のティナも苦しむ姿が映しだされている。

この作品を見てある違和感を感じたのではないでしょうか?その違和感にこの作品の際立ったメッセージが込められています。
セクシュアル・アビューズ(性的暴行・レイプ)の大半は、男性から女性に対して行われます。男性が女性の性の「対象」となったらどうなるか、と視点を変えてこの作品はつくられています。その視点がこの作品を魅力的なものにしています。また、人に想像力を働かせるものとなっています。

また特徴的なのは近親者からセクシュアル・アビューズに注目していることです。作品のクレジットにはUN Woman(*1)からの引用がこのように記されています。

“1 in 3 woman have experienced physical or sexual violent at some point in their lives.
The most common perpetrators are current or former husbands, partner or boyfriends.  “

「女性のうち3人に1人は、人生のどこかで身体的または性的な暴行を受ける。
その加害者の多くは現在の夫・パートナー・ボーイフレンド、あるいは過去に関係を持った相手である。」

作品の終わりには被害者と加害者の両方が苦しむ姿が映しだされています。苦しむのは被害者だけではない。この部分にもこの作品の強烈なメッセージが込められています。

Zou

本作品はZOU(Joséphine Demerliac)とその姉妹であるClémence Demerliacによって制作されました。
ZOUはベルリンをベースに活動するフランス人のアーティストです。ZOUもともとはミュージシャンを志していました。しかしパリのソルボンヌ大学とベルリン自由大学で勉強している時に、映像と詩と音楽を組み合わせて表現する手法に辿り着きました。自らの作品で演技もしています。

 

おわりに

ZOUの作品を見てどう思いましたか?はじめて作品を制作して(個人的な作品はいくつかありますが)いきなりBerlin Music Video Awardsで受賞するなんてとてもすごいことです。他の受賞者を見るとColdplayにFrank Ocean、Jamie XX(The XX)、Gorillazとものすごい面々が顔を揃えています。

僕はジョゼフィーヌ(ZOU)とに親しくて、ベルリンに住んでいた時にもよく一緒に遊んでいました。彼女はエキセントリックで自由奔放です。思慮深く、アティチュードがあります。芸術的なセンスもあります。そんな彼女の自身の個性が作品に良く表れています。
個人的な友人であり、ZOUのファンの一人として僕は彼女のことを応援したいです。

ZOUにコンタクトを取りたい方がいましたら、僕を通してでも良いのでご連絡ください。
@keigxgiek
keigo連絡フォーム

他にも素晴らしい作品がたくさんあります。
以下Facebookページへのリンクです。

ZOU
以下Youtubeへのリンクです。
ZOU Youtube

 

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*1 UN Women(United Nations Entity for Gender Equality and the Empowerment of Women:ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)

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